トライポフォビア(「穴に対する恐れ」の意)は一種の恐怖症で、これを抱える人々は、「何かがたくさん集まった画像」を目にした時に、感情的反応にさいなまれます。この恐怖を引き起こすのは、蜂の巣や蓮の種などの自然物の場合もあれば、エアインチョコレートや積み上げられた工業用パイプ(正面からのアングル)などの人工物の場合もあります。一見すると無害で、インターネットでの共有にも適していますが、これらの画像は不安にまつわる認知的変化や、皮膚のかゆみや鳥肌といった身体的兆候、吐き気や動悸、呼吸困難といった生理的変化など、さまざまな症状を誘発しうるものです。今回はトライポフォビアが何に起因するものなのかを解説します。
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