現在アメリカの労働人口は、ベビーブーマー世代、ジェネレーションX世代、それに続く世代と、かつてないほど幅広くなっています。しかし近年、ミレニアル世代(19~35歳)の働きかけで、職場の勤務形態が大きな変貌を遂げているのです。 専門家や研究によって強調されているミレニアル世代の特長には、たとえば、他の世代よりも協調性が高く、リモートワークを強く好み、また人とより広くつながり、交流や仕事にITを使うことを好むといった傾向が挙げられます。 さて、こうした世代が今重要視されているのはなぜなのでしょう? それは、アメリカ人の労働人口の30%をミレニアル世代が占めているからだと、アメリカの調査団体Pew Research Centerの評論家は「最近、ミレニアル世代がジェネレーションX世代を上回り、アメリカの労働人口のなかで最も大きな割合を占めるようになった」と述べています。今後、ベビーブーマー世代がどんどん引退していくにつれ、空いた管理職のポストにミレニアル世代が就くようになります。 ミレニアル世代がリーダーシップをとる職位に就き、さらに若い世代が社会人になろうとしている今、オフィスの勤務形態と業務形態が大きく変化すると予測しています。 若い世代が労働人口の大半を占めるようになったことで、2017年以降は廃止されるであろう一般的な職場の習慣をまとめてみました。