2016年6月11日 更新

秒の定義が変わる? 原子時計より正確な「光格子時計」実用化への道

「いま何時?」って、正確にはどのように決まっているのかご存じでしょうか。時間という抽象概念を測る主な基準となっているのは、世界各地に設置されている約500個の原子時計です。これらは誤差がおおよそ10の14乗秒前後で、20世紀後半から計時の基準として使われてきました。原子時計は原子の振動を測定して時間の長さを決めるものです。けれど、原子時計が最強という時代は、間もなく終わりを告げるかもしれません。ドイツの研究チームがこのほど、「光格子時計」を使って比類のない精度で時間を計測する、新しい方法を発表しました。この研究の成果は米国光学会(OSA)の学術誌『Optica』に掲載されています。

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