良い製品をつくる道のりは決して生易しいものではありません。仕事の重圧に耐え切れず崩れ落ち、地面から起き上がれず、息もできないような瞬間に直面したことは、誰にでもあるのではないでしょうか。しかし、このような苦悩を人には見せません。それが私の失敗です。悪い面を隠して、勝利や成功だけを人に見せるほうがはるかに簡単です。しかし、このようなネガティブな検閲をかけること自体がかなり問題なのです。物事がうまくいかないとき、その理由をみんなに言いたいと思う人はいるでしょうか? 景気の良いことだけを言って、あとは大丈夫ですと言っていたほうがはるかに楽です。しかし、物事がうまくいかないときこそ、すべてを明らかにしオープンになることで、自分が幸せになるだけでなく、仕事もうまくいくという大きなメリットが得られます。
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