「クリティカル・シンキング(あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することにより最適解に辿り着くための思考方法)」という言葉を聞くと、多くの学生はそわそわしだし、こっそり動揺します。しかし、大人になる頃にはそんな感覚はほとんど忘れてしまい、自分ではクリティカル・シンキングをしているつもりでも、大学卒業後は新しいアイデアに取り組む能力は衰えてしまいます。自分なりの流儀ができあがってしまうので、世の中を新しい見方で見られなくなってしまうのです。 情報時代の到来により、クリティカル・シンキングはいまだかつてないほど重要性を高め、同時に実践困難にもなりました。しかし、このスキルは情報通の市民社会の土台を成すものですから、発達させる必要があります。
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